今までに記載してきた横綱の問題歴、
実は北の富士さんに絡むものが多々です。
加えて、縦横無尽とも言える解説と、
その際のコメント。
横綱だからって決して品格があるわけでもない
っていう見本でもあります(?)。
でも、北の富士さんは好きです。
第一、共感する人が多くいなければ、
今のポジションをずっと続けて来られた
わけないです。
つまり、多くの相撲ファンの支持を受けて
いらっしゃる方です。
そして、そういう言動から相撲協会から追われる、
離れる結果になったような気もします。
現役時代は何度も週刊誌ネタになるほど、注目を
集めるカッコいい力士でしたので、今の白鵬では
ないですが、協会からは煙たがられる存在でも
あったと思います。
私にとっては、玉の海が逝去し、蒲郡に石碑が建立
された時の北の富士さんの涙が忘れられません。
北玉時代のライバルとして、彼は除幕式に呼ばれ、
彼も来てくれ、私は玉の海の出身中学の現役生徒
会長として、その場に居合わせました。
北の富士さんの挨拶の番になり、さあと思ったら
北の富士さん、何も話し出さない。
「んっ?」と思ったら、そのまま、嗚咽・号泣で、
声が出ず。
あれは忘れられないです。
2021.7.26
さてこちらは、横綱3場所目、白鵬が朝青龍に追いつき、
並び始めた頃の一番です。
この頃の両者の取組は本当に見応えがありました。
でも、この一番の方がより中身が濃いと思います。
白鵬が守破離の「守」から「破」を経て「離」の
状態に行っているようにも見えます。
今までの力士には届かなかったレベルなのかもしれず、
むしろ照ノ富士の方が今は上?と思わせていたものの、
結局、あしらわれてしまった理由かもしれません。
知っているレベルを突き抜けている場合、そのレベルの
程度は下々の者ではわかりかねますし。