映画などでは出てきそうですが、
こんなんは、実際の現場ではあり得ません。
打たれた方がそこそこの腕前の場合、
自分としてはミスショットだったのに、
ナイッショ! 素晴らしい!
などと言われると、かえって気を悪くします。
俺のナイッショはこんなもんじゃねえ。
こいつらは、この程度がナイッショなのか?
とも思われかねません。
接待する側がOBだったボールを
セーフでした。ここに出ていました!
なんてやれば、まともなゴルファーなら、
接待する側の人間性を疑います。
一方で、もともと、たかがゴルフで
接待されたから発注を多くしてやろう
なんて考える人もおらず、
接待そのものが経費倒れという面があります。
唯一、得をするのは、
接待する側、される側の当事者達で、
経費でラウンドと、ラウンド後の宴席に
ご相伴出来るという点だけです。
ですので、このような接待はあったと
してももはや絶滅寸前でしょう。
現在残っている接待というのは、
トランプ大統領と安倍首相のような
ケースです。
一生懸命、安倍首相が接待をして、
だから防衛費おまけして
というようなものではなく、
親睦を深める
ゴルフを通じて自分をアピールする
というようなものでしょう。
そのため、その条件としては
接待する側≧接待される側
という条件も必要になります。
トランプ大統領を各省庁のお役人が
接待するというのでは成立しません。
今も行われている接待は、
例えば社長さんなり、それに次ぐ人が
取引先の方々とというケースです。
取引先の1人を数人で取り巻いての
昔ながらの接待、もうないような
気がします。
だから、接待で気を遣うからゴルフは
やりたくないなんて、ゴルフを始める
前から考える必要もありません。
そして、「接待ゴルフ」という言葉を
使ってしまうことが誤りであり、
「親睦ゴルフ」とでもすれば実態に
合っているとも思います。
2019.9.6
「送り迎え・19番ホール付き」ゴルフ
接待の話をするのはたいてい70才以上の
方々です。
ですので、過去にはあったのかも
しれませんが、ほぼ絶滅だと思います。
もし接待をし、多少でも利益を期待しようと
考えるのであれば、相手のトップに対して
行わなければ効果はありません。
「なんだ、この単価は?
おかしかねえか?」
「いや、ゴルフで何度も接待をして
もらってますし。」
「バカか、てめえは!」
と、今はなるでしょうし、
接待を受けた自分の首が危うくなります。