昨日の例は、営業担当者が顧客相手に使い
がちな手法でもあります。
「これはこうこう、こうで、こちらの方が
結果的にはお得ですよ。」
とか言って、処分に困っていた商品を売り
付けるケースもないことではありません。
「結果的に」と言ってる時点で既に怪しい
のですが。
簡単な例を出せば、キャベツ1玉。
この辺りでは150円~200円が相場であり、
100円なら安いですし、250円ならちょっと
高いです。
でも、そういう相場を全く知らないと、
「群馬から運送費だけで1玉当たり120円
かかります。そして、生産者からは1玉
150円で仕入れています。
ですので、当方の利益を極限まで減らして
います300円であればかなりお買い得かと。
更に、これ、限定30玉のみですので。」
と言われれば、慌てて買ってしまう人もいる
だろうと思います。
でも、運送費も仕入れ値も利益率、在庫数も
全て知っている人がそれを聞いたらどんな
反応をするのか?というのが今回の話です。
つづく
2024.8.6
まあ、そういうことをすると一番大切な信頼を
失うということですが、明日の話のヒントを
少しだけ、出しておきます。