昨日書きました江川さんの件、「わがまま病」
というだけでなく、そのような行動を取ると
「エガワる」と言われ、その言葉が流行語に。
ネット・スマホのない時代ですので、その言葉の
拡大にはマスコミが大きな役割を果たしたことは
想像に難くないです。
似たような時期だったと思いますが、甲子園での
高校野球。
高野連の会長だかが、
「ガッツポーズは高校生らしくない。
打たれた相手側への敬意に欠ける行為。」
という発言があって、ガッツポーズが禁止に近い
状態になったこともありました。
そして、今でも
「相手に対するリスペクト:スポーツの
最も重要な規範に照らしてガッツポーズは
やめるべき。」
「必要以上しないように」
という意見や指導があるようなんですが、サッカー
ワールドカップでの得点を上げた選手の飛び跳ねる
ような喜びのポーズ。
両手を上げ、まさに全身でのガッツポーズなん
ですが、「相手への敬意に欠ける」だとか、
「スポーツ選手らしくない」って言われます?
一歩譲って、大人はいいけど高校生はダメと
したら、逆にそれは差別だろうと思います。
むしろ、無理に作った甲子園での高校生らしさ
ってのは、一般の高校生からは乖離している面も
あります。
自分たちの努力が実って結果が出た時は大喜び
すればいいし、相手にサヨナラホームランを
打たれた時は、素直に負けを認めればいいです。
何十年か経って、負けた方が勝った方に対して、
「お前たちのあん時のガッツポーズ、
俺たちへの敬意に欠けてたよなあ?」
なんてことは絶対に言わないです。
当事者たちは何とも思っていないのに、外野の
お偉方がすぐにちゃちゃを入れたがるという
ケースは多いと思います。
2023.8.13
ゴルフでバーディを取ってガッツポーズをしては
いけないのか?
「相手への敬意に欠けるからダメ。」
「スポーツマンらしくないからNG。」
「してもいいけど、乳首のラインを拳が超えたら
OUT。」
そんなことはないです。
相手の素晴らしいプレーを褒め称えることも、
自分の成したことに喜びを爆発されることも
スポーツであるし、社会一般でもそれでいいです。
スポーツマンだけがそれを禁止される、禁止
しようとするのは頭のおかしい人たちの行為
でしょう。
そこには、多くの場合、その人たちの利害関係が
潜んでいるか、その座についてはいけない人が
ついてしまっているかのどちらかだと思います。
相手を褒め称え、次は自分が頑張ってそれを
成し遂げればいいだけの話ですし、そういう
意欲に燃える点火剤にもなると思います。