スコアを誤魔化し誤魔化しでシングルに
なり、シングルになっても誤申告が
止まらない同級生。
彼、大手企業の跡取りで、今も社長さん
だと思います。
でも、彼みたいなのが大勢の社員の前で
エッラそうに訓示を垂れているのかと思うと、
ありがちなんだよなあとも思ってしまいます。
そして、思いっきり「人としての道」なんて
説いていたとしたら「マジか?」と
他人事ながら心配してしまいます。
一方の真っ正直なゴルファー。
彼は新城在住で、新城カントリーに
比較的、近い所に住んでいます。
蒲郡が雨模様の時、彼に
「新城は今、雨、降っとる?」
と電話をすると、必ず
「絶好のゴルフ日和」
という返事が来ました。
それで新城カントリーに向かうと、
道中、雨の止む気配は微塵もなく、
結局、そのまんま新城も雨。
彼曰く、
「雨の日は、雨ゴルフの練習が出来る」
だそうで、確かに彼にとっては雨日練習に
絶好のゴルフ日和です。
でも、生真面目さゆえか、会社勤めは苦労
したようで、嘱託にもならず、60才ですぐに
退社してしまいました。
そして、一緒にラウンドした愛知カンツリー
からの帰路、彼は交通事故に遭ってしまい、
今はゴルフをしていません。
ゴルフの神様、勘弁してあげてと思いました。
2021.1.21
彼はラウンドのない日も、よく新城ccの
パッティンググリーンにいました。
「あれ?お前、今日ラウンドなの?」
「う~ん、ちょっとだけパットの練習に来た。」
「ウソつけ。
さてはお前、しょっちゅう来とるな?」
「へへへへ。」
新城からの帰路、本宮パークの横を通るのですが、
真夏の盛りに男女の2人組がミニコースを
ラウンドしているのが見えてきました。
「ああいうとこで寄せの練習をせんと
あかんよなあ。」
「でも、こんな暑いさなかは普通やれんぞ。
ましてや、ラウンド後なんて。」
「そうだよなあ。」
と言いつつ近づくと、その2人組はまさかの
上記の彼と彼の奥さん。
ほんのさっきまで、僕らと一緒に新城で
ラウンドをしていました。
ええ、そんな彼からゴルフを取り上げるとは、
ゴルフの神様、本当に理不尽さを感じます。