一般的に、反抗期は「第一次反抗期」
「第二次反抗期」の2つが挙げられています。
「第一次反抗期」は、子どもが自分で「甘え」
が許されると判断した特定の大人に対し反抗
すると言われています。
「第二次反抗期」はとりわけ身体の成長が
大きな理由だと思います。
身体的に従属せざるを得なかった周囲の大人
たちに、体格が追い付き始めた時期です。
男性の場合では、これまで畏怖の対象であった
大人が、場合によっては向こうが畏怖を感じる
ケースが出て来ます。
結果、怖いものが少なくなり、一部の男性は
不良と呼ばれるグループに入ったりします。
似たような理由で「第三次反抗期」が始まる
方もお見えです。
時期としては多くの場合、40代です。
上司に仕える立場から、指導する・部下を持つ
という立場へと会社人間が変わっていく時期です。
それまでは上司の顔色を伺っていた立場から、
部下を見下ろす立場になることが多くなって
きます。
そうすると、人にもよるのですが、そこから
「パワハラ親父」「カスハラ親父」へと変貌
する人たちが出て来ます。
自営業、小規模企業で言えば、親父から息子へと
実権が徐々に移行していく時期で、やっぱりそこ
からそういう人たちが誕生することがあります。
20代、30代で「パワハラ親父」「カスハラ親父」
ってそうそうは見ないでしょ?
「第二次反抗期」に「カスハラ小僧」を見る
ことはありますが。
女性で言えば、家庭内において覇権を確立
したオバタリアンの誕生期ですね。
傲慢になってしまった人たち④
つづく
2024.7.28
40代で「パワハラ親父」「カスハラ親父」へと
変貌する人間が出て来るとしたら、それは本人の
責任でもあり、本人の資質のせいでもあります。
でも、責任があるのは彼らだけではなく、彼らを
そういう立場に置いてしまったその会社の経営者
なり、人事の担当者にも責任があります。
だって、いくらパワハラしたくたって、課長だ、
部長だっていう一定の権限を持っていないと
無理でしょ?
「パワハラ親父」「カスハラ親父」も共に弱い
方に向かって行きます。
そのため、その種の人間に権限を持たさなければ、
少なくとも「パワハラ親父」は防止しやすくなり
ます。
そして、「第一次反抗期」「第二次反抗期」
って全ての人がそうなるわけではなく、むしろ
そうなるのは少数派です。
みんながみんなそうなったら、中学・高校なんて
学校に来る人間がめちゃ少なくなってしまいます。
で、実は、「第一次反抗期」「第二次反抗期」、
そして、更に「第三次反抗期」になる人って、
実は関連性があるのかもと思ってます。
全て、「怖くないと思った人にきつく当たって
いく」という共通項がありますので。