ラフが長いからコースのメンテが悪い?
ボールマークだらけだからコースの
メンテがなってない?
そして、バンカーも整地されてなくて、
コースメンテが悪い?
これは、あれですよ。
大義名分を手に入れたわけでもないのに、
手に入れたと勘違いしてはしゃぎ、
自分の恥をさらしてしまう例ですね。
そして、それがバンカーに関する指摘も
含まれてしまうという場合は、そりゃもう
大変残念な結果となってしまいます。
新型コロナ騒ぎでJGAから
「レーキを使わず、足で均す程度でOK」
という指針が出ています。
JGAは、いつもUSGA、R&Aの右に倣え
ですから、世界的な話と考えて間違い
ないです。
新しい情報を知らずに古い常識を
大義名分にし、そして、責任所在も
勘違いしたまま、
「コース管理がなってない」
と、したり顔で言っていることになります。
いまや、バンカーは平らではなくても
文句は言えない、本当に入れてはいけない
ハザードなのです、元々。
そして、バンカーショットの後に、
足とかクラブで大きな凹みだけ直しといてね
という流れになっています。
入れてしまって靴跡の残っていた場合、
それは前の組の方々の誰かのせいなのです。
後続の方に迷惑を掛けないよう各自が
靴・クラブで極力大きな凹凸を無くす
というのが現在の決め事・マナーです。
2020.8.18
「朝一でバンカーが平らではない。」
確かにこれはコース管理の問題です。
昨日の状態からそのままということ
ですから。
ただ、今の時期は当コースだけでなく、
ほとんどのコースで管理担当者はフェア
ウエイの水撒きに追われているはずです。
この時期、朝から水撒きを続けないと、
すぐに茶色いフェアウエイになって
しまいます。
そちらが優先になります。
正確に言えば、撒いても撒いてもどんどん
芝は茶色になっていきます。
そして、撒き続けなければ、更にどんどん
広がります。
この時期にフェアウエイの刈り込みが
あまりなされなくなるのも、この件と
関係があります。
刈り込みが強いと水分の蒸発が早まり、
茶色化が促進されてしまいます。
よくラウンドされる方は、この時期の
コース状況をご存じで、当たり前のことを
何を今さらとお思いかもしれませんが。
ゴルフ場は人工物を維持しようとする
コース管理と自然との戦いの場でもあり、
季節・天候によっていろいろあります。
いや、もちろん、そのために農薬をより
バラまいてではないですよ。
撒けば茶色くならなくなる農薬がある
わけでもないですし。