練習は大事です。
ステップアップツアーとツアーの掛け持ちを
している若手女子プロも言っていました。
ステップアップの人はみんなすぐに帰るけど、
ツアーではみんなずっと練習している。
鈴木愛さんとか。
ここがステップアップとツアーの大きな違い。
ではあるんですが、一方で
下手を固める
という言葉もあります。
素振りばかりを繰り返しているうちに、
微妙に球に当たらないスイングになって
いってるのに気付かず、そのままフォームを
固める
⇒実際に球を打ってみたら全然当たらない
というのもその1つの例です。
一生懸命練習しているのに、実はどんどん
向上する可能性がなくなっていくという
ケースで、まあ、筋力はつくでしょうから、
全てが無駄というわけではないのですが。
あのアプローチの打ち方だと、本番じゃ
ダフリがよく出るだろうなあ
とか、
あのテイクバックだと、球筋は暴れるわな。
そら、左に引っ掛けた。
あの打ち方だと、どう足掻いても
飛距離は出ないよなあ。
と、思うことはないでしょうか?
下手を固めるための猛練習
と言われても否定が出来ません。
ただ、一方で
どのみち100%完全なショットなんて
出来るようにならないんだから、どっかで
「下手を固め」にゃいつまで経っても
スコアは安定せんぜ。
という考え方もあります。
ゴルフ侍に出るような方でも、ん~っ?
と思うようなスイングの方はちょくちょく
いらっしゃいます。
でも、それで片手ハンディであったり、
クラチャン優勝だったりするわけですから、
アマチュアとしては成功されているんです。
難しいですねえ。
最終的に下手を固めざるを得ないにせよ
どの段階の下手で固めるのか?が問題
ということになります。
2018.11.20
固めるとスコアは確かに安定します。
でも、自分が目標としているラインよりも
悪いスコアで安定してしまったら困ります。
70とか72,3のスコアはまず出ないけど、
80前後のスコアでまとまってくれるなら
下手を固めてしまったフォームでも
全然いいんだけど、という話です。
どっかで下手を固める。
⇒スコアは安定したけど満足できない。
⇒下手を溶かす。
⇒スコアがぐちゃぐちゃになる。
⇒また固め直す。
⇒前よりちょっとよいスコアが出るようになる。
⇒更に上を目指して、再び下手を溶かす。
⇒またスコアがぐちゃぐちゃになる。
ということを繰り返しているだけかも
しれません。
最悪は、ぐちゃぐちゃになった状態で
にっちもさっちもいかなくなり、固め直す
ことも出来なくなったという状態ですね。
これが長く続く時がたまにあります。
そして、それは「明日ラウンド」という時にも
ちょくちょく発生し、その時はいつまで経っても
練習を止められず、翌日はまず疲労でダメとなります。