JRになってからも、遅延はよくあったと言えば
ありましたし、今でもそうだと思います。
冬のくそ寒い中、ちっとも来ない遅れた電車を
ホームで待つのは辛かったです。
雪で電車が遅れている時など、何度ホームの先端から
電車が来るはずの方向を覗きこんだことか。
また、乗っていた電車に人が飛び込んで、
現場検証ほかで2時間、電車内で待つという
こともありました。
そのため、何としても「座る席を確保する」
というのが長距離通勤者の至上課題でした。
電車に乗っている時間が長い人ほど、
そういう傾向があると思います。
当初、1980年代ぐらいまではよかったんですよね。
豊橋・名古屋間は名鉄の方が乗客が多く、JRの
快速電車が始発豊橋の次に停車する蒲郡では、
どの通勤時間でも座ることが出来ました。
でも、こんな車体がほとんどになり、新快速
だけではなく、特別快速が走り出した2000年
前後からですね。
名鉄よりもJRの方が利便性が上がったという
ことなんでしょう。
始発の豊橋駅で、名鉄ではなくJRに乗り込む
乗客が年ごとに、目に見えて増えてきました。
その結果、蒲郡で乗り込むと、だんだんと
座席を確保ができなくなって来たんですね。
となると、電車を1本早めるとか、1本やり過ごし
列の先頭に立って、次に来る電車の空いてる席に
いち早く座るという戦略になって来ます。
でも、どんどんとJRに豊橋駅から乗り込む人が
増えるため、8時少し前に乗り込んでいたものが、
最後には6時ぐらいの電車に乗り込むように。
時間が早くなるほど、冬の朝の気温も下がり、
なかなか辛かったです。
2021.10.21
今は新型コロナの影響によりリモートワークも
あり、昔ほどは混んでいないような気はします。
でも、今の自動車通勤の方がいいですね。
運転をしなければいけませんが、必ず座れますし、
温度調整も思いのまま。
万一、トイレに行きたくなっても車なら何とか
なります。
でも、電車は。
特別快速って多分、4両ごとの最後列だかにしか
トイレがないんですよね。
そこまで行くのもツラいし、行けば確保していた
席はなくなるものと覚悟しなくっちゃならない。
電車通勤は、出たがる排泄物との闘いでもありました。
その証拠に、「あれっ?」と思う、周囲に漂う
不思議な異臭はまあ結構よくありました。