蒲郡中央東映では「寅さん祭り」を何度も
何度も見たわけですが、蒲郡映画界もう一方の雄、
蒲映では何を見ていたのか?
「マカロニウエスタン祭り」ですね。
蒲映では「寅さん祭り」に対抗するかのように
3本立ての「マカロニウエスタン祭り」をしょっちゅう
やっていました。
「マカロニウエスタン」というとクリント・
イーストウッドの「夕陽のガンマン」がもっとも
有名だと思います。
そもそも、私たちは月光仮面からだと思うんですが、
拳銃を持つヒーローを見て育ったんですよね。
とりわけ、私たちの頃は、
「怪傑ハリマオ」が最大のヒーローでした。
夜店で売ってる10円のサングラスをかけ、両手に
おもちゃのピストルを持って遊んでいたんですから。
本当は頭にバンダナも巻きたかったんですが、
風呂敷でもタオルでもどうにも上手く巻けず、
省略したということはあります。
日活でも和製ウエスタンが大流行の時代で、
時代に引きずられるかのようにマカロニウエスタンに
流れたという面はあったかもしれません。
2021.10.2
今でもマカロニウエスタンは好きです。
映画も好きですし、音楽も大好きです。
先日、これをTVで見ていたところ、
冒頭で、こんなのが現れたんですね。
「デューク東郷(ゴルゴ13)そのものじゃん。」と。
「ゴルゴ13」の連載開始は1968年。
上記の映画の和名は「続・夕陽のガンマン」で、
日本公開が1967年なんですよね。
ですので、さいとう・たかを先生。
顔の造形を映画からヒントを受けてだったのかも
しれません。
まあ、さいとう先生も亡くなられましたし、
映画も今から50年近くも前のものになって
しまいましたが。
そして、これは音楽といい、ストーリーといい、
日本のマカロニウエスタンだったと思います。