ナイキの厚底シューズが問題となり、
使用禁止になるのではないかという
話が出ています。
使用禁止の話から、2010年に使用禁止
となった高速水着の件を思い出す人が
います。
ゴルファーの方では2008年に使用禁止と
なった高反発ドライバーを思い起こす人も
いらっしゃることでしょう。
角溝ウェッジアイアンの使用禁止を
思い出す方もいらっしゃるかもしれません。
でも、構図としては必ず
①当時の規定内(規制されていない部分も含めて)
で、進歩した道具を開発⇒発売
②-1:ちょっとの進化の場合
問題なし。
②-2:大きく進化した場合
使用禁止。
その道具が実現した進歩性を封じる新規定が
発足。
多分、進化しすぎたのか、
そうではないのかの違いだけです。
新商品が高価すぎて公平性に問題ありだとか、
使用すると健康に問題あり以外の場合は、
そんなに目くじらを立てなくてもと思います。
多分、金栗四三が播磨屋の足袋を履いて
走っていた時代に、今の普通のシューズが
発売されたら、使用禁止になったような気が
するのですが。
フェザーボールを使用していた時代に、
今の普通のゴルフボールが発売されても
やはり使用禁止になった気がします。
排ガス規制のように規制である技術が
進歩する場合もありますが、
新しい技術を規制するとその方面の技術
開発が止まってしまうことがあります。
ですので、新しい技術の規制というのは
基本的にはない方がよいような気がします。
2020.2.21
高反発ドライバーの使用禁止には
未だに疑わしい面が残ります。
ドライバーが飛ぶようになっても、
コースの距離をなかなか伸ばすことは
出来ませんので、やむを得ないという
面は確かにあります。
でも、その規制後も毎年のように
「飛び」を売りにするドライバーが
新規発売。
一体、高反発ドライバーと今のドライバー、
どっちが飛ぶの?という疑念ですね。
そして、「あれは一気にドライバーを
買い替えさせるためのメーカー間の談合
だった。」
という噂が、当時から今に至るまで消えません。
いや、噂ですよ、あくまでも。
ただ、そう思われるかもしれないという
ことも避けた方がよいとは思います。