物質は全て分子で出来ていて、
分子は更に原子で出来ている。
原子は英語でアトムと言い、
「これ以上分割できないもの」という意味の
古代ギリシャ語が語源。
と、中学の理科で習いました。
ええ、未だにすらすら言えます。
その一方で、湯川秀樹が中間子の存在を予言し、
1949年に日本人初のノーベル賞受賞となって
ことも習います。
ここで、「原子って一番小さいんじゃ?」
という自分の中の考えが揺らぎます。
そして、授業の中でふと、
「じゃ、光って何?原子か?
物質以外の物ってあるのか?」
という疑問が浮かびます。
で、中3の時の理科の時間で質問をしました。
「光も原子なんですか?
原子記号でいうとどれになるんでしょう?」
1973年の夏でした。
答えたのは富安先生。
「光は光子だ。」
即答でしたが、
「ええっ、全ては原子でじゃないの?」
と更なる疑問が湧いて来たのでした。
2020.12.13
多分、素粒子も最小単位じゃないと
思うんですよね。
「物質を構成する最小の単位」と、
断言しちゃってますけど。
ひょっとすると、最小単位探しはまだまだ
半分にも到達していないかもしれません。
最終的に「意識が最小単位」てな可能性も
ないことではないと思っています。
テレビに出てくる科学者でありがちなのが、
「現在の科学レベルではこういう考えが主流」
としか言えないはずなのに「○○です。」と断言
しちゃうんですよね。
それも自分が発見したり考えたりしたわけでも
ない意見を引っ張ってきて。
ですので、理科もまず前提として、
「現在の研究レベルでは○○と考えられているが、
それは常に新たな発見等で、将来、覆される
可能性がある」
ということを教えるべきだと思うんですよね。
そして、だからこそ今の理論を必死こいて覚える
必要もなく、雑学の中の1つ程度でいいんじゃないかと。
ただ、「鉄腕アトム」の「アトム」が「原子」
という意味だと知ったことは嬉しかったです。