調べたわけではないですが、一般的に
「イギリス発祥のスポーツは天候関係なしで実施」
と言われています。
ラグビーは確かに雪の積もったグランドで試合を
したことがありますし、雨で中止なんてあり得ません
でした。
サッカーもそうでしょうし、やったことも見たことも
ないですが、ポロも多分そうでしょう。
一方で、アメリカ生まれの野球には降雨中断・
降雨中止があります。
そもそもアメリカ生まれのスポーツは、バレー、
バスケット等、屋内が多く、雨が降っても槍が
降ってもという観念は薄いように感じます。
ゴルフは諸説ありますが、イギリス生まれ。
少なくともスポーツとして体系化されたのは
イギリスですので、当然、天気は関係ありません。
ただ、本家イギリスでの状況は知りませんが、
日本では以下の場合、中断もしくは中止となります。
①雷雲が近づいた場合
そうそう落下して死亡ということはありませんが、
それでもその種のニュースはたまに出て来ます。
ですので、マスター室は気象協会の雷レーダーと
睨めっこし、雷雲が近づいて来ると「プレー中断」
のサイレンを鳴らします。
②雪が積もっている場合
プレー自体は出来ますが、多くの場合、球が
雪に埋もれてどこに行ったのかがわからない
ということになります。
そして、いったん積もってしまいますと、
すぐには雪が融けずに「クローズ」となります。
③グリーン上を雨水が流水となって流れている場合
これは一時的な大雨により発生することが
多いです。
多くの場合、やがて小降りになるため、
「プレー中断」となるケースがほとんどです。
でも、これ、本当に球が転がらなくなります。
それを分かっていて、「エイヤッ!」と
強く打ってもすぐに止まってしまい、ゴルフには
なりません。
2021.9.7
③のケースは、競技であれば中断、もしくは
競技中止です。
大雨でパットは転がらない、地面はじゅくじゅくで
ダフリまっくって、大叩きということがありました。
その時、ナビ上に「競技は中止とします」の表示。
これは本当に嬉しかったです。
ただ、プレーは続けます。
水が流れてボールが転がらないという場合は
次の方法でプレーを続けることが出来ます。
①カップに近づかず、水の流れていないラインに
ボールを置き直して、そこからパッティング。
②上記の場所がない場合は、パッティングせずに、
2パットとしてカウント。
③皆が皆、同一条件だから、救済措置なしに
そのままプレー。
同伴者間で決めればよい話ですので、合意が
出来れば他の方法でもよいと思います。
競技としては無理だけど、プライベートで
あれば、これもゴルフの内、レアケースの
ゴルフを楽しめるという気はします。
私の経験で言えば、「記憶に残るゴルフ」に
なります。
どしゃ降りになり、真っ暗になったと思いきや
雷がドカーンドカーンだとか、雪が降り始め
みるみる八甲田山状態というゴルフは今でも
記憶に残っています。