達川氏
「わしも現役のときはだいぶ相手チームを
だましてきたが、特殊詐欺は犯罪じゃ。
みんなだまされんようにしんさいよ。」
「目の付け所がいい!」
と、プロ野球ファン、とりわけ古いファンは
思ったのではないでしょうか?
もちろん、私の書いてきたものは
「特殊詐欺」のような悪質なものではありま
せん。
ただ、今回の例は、ちょっとだけ悪質さが
あるかもしれません。
自ら進んで人に教えようとするケースでは
次のような条件があります。
①自分より明らかに下手な人を
教えようとする。
自分より上手い人に教えようなどとは、
よほど厚かましい人でも出来ません。
よって、当たり前の話ではあります。
②「自分は上手い」と思っている人が
教えようとする。
これ重要です。
一般的にということではなく、
自分がそう思っているかどうかだけです。
ですので、教えようとしている人は、
自惚れているだけという可能性もあります。
③自分の信じ込んでいることを教えようとする。
これも重要です。
いろんな打ち方があるとか、その人に
合った打ち方とかは考慮しません。
そもそも、その人の信じていることが
間違っていることも多々あります。
④教えられた人は、
教えた人より上手くなることは稀。
ええ、
「騙された」
「何という無駄な年月を過ごしてきたんだ」
と、後から思っても後の祭りです。
まあ、本人に騙しているつもりは
ないでしょうけど、主たる動機は、
「(自分があんたより)上手いのを
アピールしたい」
ってだけですから。
そして、ゴルフの上手さは上を見れば
きりがありませんので、その自慢の上手さも
「貴方よりはましかも」というだけです。
2020.8.30
チーズにも騙されました。
1960年代の子供なんて、
ハンバーガーもレモネードも見たことはなく、
アメリカのアニメで知識を得ていました。
チーズもそうです。
黄色くて、穴が空いていて、
ジェリーがとても上手そうに食べるもの
という認識です。
で、初めて見たチーズが給食で出たもの。
穴は開いてないし、白っぽいし、
半信半疑で口にしてみれば、
何とも微妙なまずさ。
「これは偽物」「本物のチーズではない」
と、クラス中で断定してしまっても
無理のない話です。
チーズが本当に美味しいと感じだしたのは、
とろけるチーズや、マルゲリータを食べる
ようになってからのような気がします。
ちなみに、初めて穴の開いたチーズを
食べた時は「食べられたもんじゃない」
という印象でした。
ブルーチーズもそう。
売られている量を考えると、
チーズの奥深さはなかなか日本人では
という面が今でもあるように思います。