台風も熱帯性低気圧に変わり、晴れ間を
期待出来る予報となって来ましたが、始まって
しまった本シリーズ、もう少し続きます。
生徒会長をやっていて良かったのか?
難しいところですが、生徒会長だから
何かいいことがあるのかというと、特には
ないです。
別にみんなから尊敬の目で見られるという
こともなく、下手をすれば「物好きな奴」と
思われます。
しかも、遅刻をすると、
当時は黄色の場所で正座をさせられていたの
ですが、彼の時には校内放送が入り、
「ただ今、生徒会長が北門で正座をしています。」
と大きな音量でアナウンス。
掃除の時はいつも、
写真右上の灰色のスペースに椅子を持込み、
級友とただ話をしているだけだったのですが、
それがバレたのか、
ある時から卒業するまで、毎日一人だけで
校長室の掃除。
そうたいして良いことはなかったようです。
唯一、再び「生徒会長が北門で」とアナウンス
されることのないように毎朝、1.4kmの道を
走って通い、
冬の長距離リレーでは、陸上部の長距離
専門選手たちを差し置き、
「生徒会長がトップで戻って来ました」と
アナウンスされたことでしょうか?
2024.9.2
いいことがあったとしたら、卒業してからの
ほうですね。
本人がどうのこうのというよりも「生徒会長」
という言葉にはブランド力があるらしく、
卒業してからあちこちで「生徒会長だったから」
と、なにかいろいろと褒められたり、敬意を持た
れたそうです。
何年も経てば、どんな生徒会長だったのかは
消え去り、生徒会長というブランドだけが残るん
ですねえ。
ええ、例えば、「首相」「大統領」言葉と一緒
ですし、「社長」という言葉とも一緒でしょう。
人に言えないようなことをしていた首相、
大統領、社長なんて星の数でしょうけど、
肩書だけにはブランド力があります。