「遊学生」とは書いていますが、
2000年前後のパチプーたちと違っていたのは、
情報を本などで学習するのではなかった点です。
やっている内に
「あれっ?
前も777になる前の図柄は○○○だった」
ということに気付く学生が出ます。
そうして、全ての停止目のメモを始める
学生が出たんだと思います。
その結果、
「○○○の前は△△△、その前は×××。
なら、そういう目になるまで停止ボタンで
停止目移行パターンを変えてやれば。」
ということで1つの攻略法が生まれたのでしょう。
そして、その攻略法を完成させるまでが
本当に楽しかったんだろうと思います。
それが進化し、左・中・右の図柄の各移行
コマ数を判明させ、電卓片手に停止ボタンを
操作していた学生もいたそうです。
私は私で、東京で起きていた上記は知らず、
左側が○の時は何秒後にボタンを押すと
次の回、左側に当り図柄が停まるのか?
を、ずっと研究(?)していました。
ストップウォッチをホールで使えば
出入り禁止になりますので、家でウォッチ
片手に1秒ずつを正確にカウントする練習。
必勝というほどの攻略法でもありません
でしたが、その行為自体が楽しくて仕方
ありませんでした。
多分、ゴルフにもその要素があります。
なかなか上手く行かないけれど、寝る間際、
或いは車を運転している時に閃いた何かを
確かめたくて、コース、練習場に通う。
大抵の場合、それは幻であり、
「やっぱりダメか」で終わります。
でも、また次の幻を求めて考え、
そして、確かめる行為が楽しいと思います。
2021.1.3
私は1年の計、元旦のラウンドで
ある「閃き」を持ってコースに向かいました。
練習場が年末年始でやっておらず、
ぶっつけ本番のパターンはまずダメ
というのはわかっていました。
でも、いつも通りに確信だけはありました。
「今回だけは大丈夫だろう。
きっと恐ろしいスコアが出るに違いない。」
と。
出ましたねえ、恐ろしいスコア。
OBの山とミスショットの連打。
ついでに、ハーフで3パットも4回。
結果、泣きたくなるハーフ62。
後半はその「閃き」を捨てた結果、
運よく42で回れましたが、新年早々
の100叩き。
ええ、もう死にたいです。