昔だから相撲が盛んだったという訳では
ないです。
当時でもこの時だけ、文化祭の日に相撲大会が
開催されました。
1年生に中学の県相撲大会で優勝した生徒がいて、
彼のクラス主導で開催されたものです。
そして、僕ら3年生を始め、結構な数の生徒が
参加しました。
結果から先に言うと、私が優勝したんですね。
3年生の面目、躍如でした。
その時は、これから先も華々しい栄光が私を
待っていると思っていたのですが、今考えると、
この優勝がピークでした。
一方で、開催前はどれだけの参加者が集まる
のかがわかりません。
「3年生1人だけになると嫌だな」と思った
私は、本人の承諾を取る前に、しこ名と共に
友人の申し込みも済ませてしまいました。
私のしこ名がこまわり君の愛犬「栃の嵐」で、
友人のしこ名は「ブルマー仮面」でした。
「ブルマー仮面」たる由縁は別にあった
のですが、その彼、怒りましたねえ。
「ブルマーかぶって出ろ」と言ったのが
更に怒りを増幅したのか、
どうなだめすかしても
「出ない」「出ん」「絶対に出ん」
の3点張り。
仕方がないので、本番では、
「にいしい、ぶるまあかめん~、
ぶる~ま~かめん~。
都合により~、きけん~、きけん~」
という呼び出しの声が満場の観客の中、
時習館第1グランドに響き渡ることと
なりました。
いやあ、そりゃもう大爆笑でしたね。
2020.11.20
高校時代は懐かしいです。
入学式に向かうために1年生校舎の西側に並び、
体育館への入場を待っていた時に、可愛らしかった
池田さんと伊藤さんが僕の後ろに並んでいました。
卒業式の日は、在校生に手を振りながら
体育館を後にし、「これで終わりか」と
思いました。
人生で一番濃密な時間だったような気もし、
3年間の全てを覚えています。
ただ、全てを思い出すと3年間かかってしまい
ますので、なるべく全部は思い出さないように
しています。
「寝てばっかいたお前が覚えているわけねえ。
いい加減なこと言ってんじゃねえ。」
「?」
確かに、美術選択だった私は、美術の時間とも
なると、正門を入ってすぐにある、この土饅頭の
上で昼寝ばかりしていました。
2年2組の担任だった花井先生の授業の時は、
居眠りをしないように私と井口の2人だけ、
教壇の横に机を移動させられました。
これは今の時代だと多分、大問題ですよ。
でもまあ、いろいろと楽しい時代でした。