大相撲まっさかりで楽しんでいますが、思った
ことをつらつらと。
まずは、「次代のがぶり寄りの代名詞力士は?」
がぶり寄りは多くの力士が使用する基本的な技だと
思うんですが、それを代名詞とする力士がこれまで、
忘れた頃にいつも出現して来ました。
私の記憶の中で一番古いのは荒勢です。
彼が三役で、大関・横綱へと駆け上がる時期の
若三杉(後の二代目若乃花)をがぶり寄りで
非常に苦しめたことはよく覚えています。
最終的に両者の対戦成績は14勝14敗の互角で
あり、横綱と三役力士の対戦成績では珍しい
ケースの1つです。
若三杉自身もがぶり寄りは得意技の1つでは
あったんですが、荒勢のがぶり寄りは更に
スケールが大きかったということなんでしょう。
続いて、がぶり寄りで名を残したのは元大関の
琴風とやはり元大関の琴奨菊でしょう。
「〇〇、がぶって出ます。寄り切り、
寄り切って〇〇の勝ちです。」
というパターンのアナウンスは何度聞いたか
わかりません。
が、琴奨菊の引退後、その力士の代名詞となる
ようながぶり寄りの使い手が出ていなかったん
ですね。
そんな時、入幕し、上位に上がって来た豪ノ山。
身体付きと顔立ちを見ただけで、「彼こそが
次世代のがぶり寄り力士だ」と小躍りして
しまったんですね。
ですが、彼はご存じのように押し相撲。
もうなんか、勝手に期待し、勝手にがっかりして
しまいました。
2024.11.20
豪ノ山は将来性があると思います。
機敏な動きで館内を沸かしていますし。
でもこれから先、彼の体格だと上位に向けては
限界があるようにも思います。
出来れば四つ相撲を覚え、がぶり寄りを得意技に
していけば将来が開けるかもしれないなあと思って
います。
がぶり寄りの得意な力士って、みなお腹がよく
出てるんですね。
その点でも、豪ノ山はがぶり寄りの素質があると
思います。
まあ、私の一番好きな決まり手はうっちゃりです
けどね。
うっちゃりは寄り手が寄りを焦るとかのミスが
出た時に出がちですので、今の時代、そんなに
見ることは出来ませんが。
でも、昔はよく見ました。
してみると、今の力士の方が総じて相撲が上手い
んかなあとも思っています。