ですので、大ノ海、尊富士の今の状態を見る限り、
とても「大尊(たいそん)時代」がなんて思えないん
ですね。
というのが昨日の話なんですが、では、誰が今後の
相撲界で一時代を築く可能性があるのか?という
予想を恐ろしいですけど、書いてみます。
先の予想は難しいです。
北天祐、武双山なんて、絶対に横綱になると思い
ましたが、共に大関止まりでしたし。
「このまま進めば」という前提ですので、それが
良い方、悪い方にひっくり返る可能性がいつでも
あります。
ですので、ひっくり返ってしまうと、ひっくり
返ったほうの結果に未来はなります。
この兄弟には可能性があると思います。
若元春、若隆景の2人です。
身体を見る限り、非常に稽古熱心だろうと思います
し、もちろん、共に四つ相撲です。
まだmだ、身体の太さが足りていないような気もし、
現在の年齢、31才、29才を考えると、頑張って大関
という可能性も高いんですけど。
本命は、
やっぱり、本命は豊昇竜だと思うんですよね。
朝青龍の甥だからなのかもしれませんが、朝青龍
に共通するの良い部分を多々持っています。
腰の強さ、投げの強さ、そして、運動神経の良さ、
負けん気などです。朝青龍は負けん気がピカイチで
豊昇竜はそこまで達していないかもしれませんが。
ただ、本命なんだけれど、あと少し身体の厚みが
足りず、相手への圧力の弱い点が気になります。
これが出てくれば大本命だと思います。
また、熱海富士の写真はついでに載せたわけでは
ありません。
現在はまだ三役に定着できるかどうかという段階
ですが、体格、気の強そうな顔、22才という年令、
大きな可能性を秘めていると思います。
穴予想と言っては失礼ですが、他に可能性があると
思う力士を挙げてみます。
阿炎と、取組の写真では負けていますが、王鵬ですね。
阿炎には他に類を見ない突き手があります。
ただ、四つ相撲は取れそうになく、従って、穴
予想になってしまいます。
王鵬はこの写真を初めて出した時に紹介したように
太ももが太くなっており、「これからが」と書いた
んですが、その通りに出世して来ました。
24才という年令も魅力なんですが、血のつながって
いる祖父の大鵬らしい相撲だけでなく、父の貴闘力
の相撲もなんか受け継いでいるんですよね。
突き押しを捨て、大鵬のような四つ相撲を完成
出来れば、可能性は大いにあると思います。
2024.11.24
まだ相撲をたくさん見ていない現在の幕内下位の
力士や十両力士の将来性はよくわからず、その中
から次代を担う力士が出て来るかもしれません。
例えば、白鵬なんてあっという間でした。
平幕下位の力士、まだ入幕して間もなくの力士が
2005年大相撲トーナメントで朝青龍に勝って優勝。
「へえ、すごいなあ。」なんて思っていたら、
二年後には大関・横綱になり、優勝回数計45回の
大横綱に。
千代の富士もそうでしたね。
細い力士が怪我を何度もし、十両と幕内下位を
行ったり来たりしていたと思ったら、突如として
筋骨隆々に。
あっと思った翌年にはやっぱり大関・横綱でした。
千代の富士のライバルとされた元横綱の隆の里も
その口と言えばその口です。
糖尿病でお腹だけが出て、たまに三役に昇進しても
すぐに陥落していた力士が突然、筋骨隆々のポパイに
なり、あっという間に千代の富士のライバルでした。
一時代を築く力士には「駆け上がる時はあっという
間」という特徴もあり、その点で言えば、今の上位に
はそういう力士がいないと言えるかもしれません。
駆け上がるという点で言うと、確かに次代の星は
大ノ海、尊富士ではあるんですが、豊昇竜にも
短期間で駆け上がって来たと言える面があります。
ただ少々、大関で足踏みしてるんですよね。