業績を大きく落とすことなく、またトヨタに
代表されるように長期間に渡って成長を続ける
企業というのはやっぱり理由があると思います。
信頼性を高め、ブランド力を強く大きくという
ことが対外的にはありますし、内部的には
きちんとした評価に基づく人事などがそうでしょう。
もちろん、常にそれを上手くやっているとは
言えない場合も多々あるとは思いますが、
トータルとしては非常に上手くやっている。
私のいた信用金庫の2020年末6月時点の
役員一覧を見ますと、15人の役員中4名が、
30数年前に同じ本店営業部で仕事をした人です。
そして、今こうして見てみると、なるべく
してなったという感じもします。
ある人の言葉は忘れられません。
当時はビデオデッキが普及し始めた時代で、
ハイファイなんて高級タイプは30万円ほども
しました。
当時、私の手取りは10数万円で、とても
30万円は出せず、岡崎の量販店まで走り、
20万円ちょっとで購入しました。
これをその方が激怒されたんですよね。
「いいか、俺たちは地元のお客さんたちの
お蔭で仕事が出来てるんだろう?
いくら髙かろうが、ちゃんとお客さんの
とこで買わんでどうするんだ!」
「いやっ、それはキツイですよ。
○○さんはこんなに値差があっても
お客さんとこで買うんですか?」
「当たり前だろ!」
これが正しい、当たり前のことかどうかは
未だに肯定できませんが、とにかくその方さんは
そういう方で、その言葉は未だに忘れられません。
他では、入庫時、私の横に座っていらっしゃた
鈴木さん。
温和な象さんみたいな表情でいつも融資先の方と
お話しされていました。
安藤君は、私の1年後輩で私が仕事を教え、
一瞬で私を抜いていった人です。
このグループには退任された山下さんという
方もいらっしゃり、この方も監事を務められ
ましたので、私以外は皆、役員になりました。
どういうことなんでしょうか?
内藤さんは営業担当で、正直ガツガツし、
ズルいような人も多いという印象の中、
それには染まらず、きちんとやられていた人
という印象があります。
今こうして振り返ってみると、いろいろと
あったんでしょうが、なるべくしてなった
という気もします。
ええ、みんながみんな20代、
ヒラッヒラのヒラッでしたね。
2021.3.21
もちろん、あの人はなってないの?という
方もいらっしゃいます。
でも、やっぱり人事って人脈の問題だとか、
実績・能力があっても尖った人は敬遠されがち
という面もあると思います。
それと、組織が大きいですから、減点主義
というか、減点のない人の勝ちという面も
ないことはないような気がします。
それがいいこととは思いませんが、
いろいろな会社のサラリーマン上がりの
役員を見ると
★トップになるような人は勝ち残った
数少ない尖ったタイプ。
☆そこまで行かない役員は温厚タイプ。
という印象もなんかあります。
それと女性役員がいらっしゃいませんけど、
将来的に役員を輩出することとなった当時の
本店営業部。
そりゃ、女性職員たちの力で回っていました。
上記の4人も、英巳さんだとか、飯島さん達には
頭が上がらなかったはずです。
私なんてもう全然。
それは、今のサンベルでもそうですし。
2021.3.31 注
褒めた内容でしたし、ネットで信用金庫自身が
公開している情報です。
そのため、実名ですとか金庫名を入れましたが、
その信用金庫からのクレームで、その部分は削り
ました。
「個人情報の無断使用と何よりゴルフが下手だった
という発言は名誉毀損だ。
また、他の役員からも掲載を削除してもらうべき
との意見が。」
と。
その信用金庫自身がネット上で公開している氏名と
役職名を書くことが、「無断使用」ってのは、正直、
理解できません。
私自身に何も得はなく、「昔の仲間が評価され、
出世したよ」って紹介しただけですし。
また、「ゴルフは下手だった、当時は」がまさか
名誉棄損になるとは夢にも思いませんでした。
「なるべくしてなった」という内容の後に、
褒めてばかりだとそれがぼけるため、
隠し塩で付けただけの部分ですし。
メンバーページに掲載されている成績表にも
その信用金庫の方の成績なんてもう載せられ
ませんね。
優勝すればしたで個人情報の無断利用と言われ、
ベリだったら今度は名誉棄損と言われそうです。
まあ、所詮、このレベルかという感慨もあります。
なお、懐かしんでくれるだけでクレームを言う
人ではないと思った方々の名前は残させて頂いて
います。