「5日間の悪天候」というよりも、そもそも
真夏と真冬はゴルフ場にとって苦難の時期です。
一番大きな要因は、同じ種類の芝を1年通じて
使用し、冬に芝がなくなってしまうことを防止
するために冬向けの芝を使用ということにあります。
ですので、日本のくそ暑い夏、芝が何の問題も
なく、すくすくと育つ方がおかしく、水を撒いても
水を撒いても次のような芝枯れが発生します。
まあ、これなどまだましな状態なんですが、
冬は冬で芝が休眠状態になってしまいますので、
冬はどうしてもこんな感じになってしまいます。
結果、真冬と真夏は、芝の面で言えばゴルフ
シーズンではないです。
テレビで見るツアー中継での芝の状況がいいのも、
早春は沖縄から始まり、真夏は北海道に行くなど、
芝に適した時期にそれぞれ開催しているからです。
早春に北海道でなんて絶対にやらないですし、
同じ理由で亜熱帯にあるオーガスタでマスターズを
真夏に開催というのもあり得ないでしょう。
マスターズは、毎年4月の第2日曜が最終日になる
のですが、4月でみな半袖です。いかに暖かいか
ということであり、真夏の開催はあり得ないです。
暑さ寒さ以外にも、日本では夏に台風、冬には
降雪がいつ来るかわからないということもあります。
ですので、コース側としては、
「コース状況は季節的によくないけど、それでも
やりたい、やって頂けるのであれば。」
ということで、そういうメンバーさんのために
コースを空けているという面があります。
もちろん、コース側の収益的な理由もあるのですが、
決して「いらっしゃい」「いらっしゃい」「コース、
万全で~す」というスタンスではないです。
2024.9.7
で、真冬や真夏に来場されるメンバーさんは勿論、
ビジターさんもそういう意識で予約し、来場されて
いるのかと思いきや、ビジターさんの中には、
「ティーイングエリアに芝がなく、土だらけ!」
だとか、
「ラフがボーボー。球をいくつ失くしたか
わからない。」
などと、まるで鬼の首を獲ったかのような論調
でクチコミ投稿をしてくる方もお見え。
メンバーさんで芝の状態についてそんなことを
言って来る方はいないです。
1年中、コンディションのよい状態でお迎えする
のは無理ですので、そういう部分を気にされる
方々は、真冬と真夏の来場をヤメてと思っています。
もちろん、上から目線でコース側を非難する気満々
の方々については、
「1年を通じて来場自体をヤメて。」
と思っています。