JGAのハンディキャップインデックスは
実力をより正確に反映したハンディ設定を
目標にしていると思います。
結果、どこのコースで競技が行われても
比較的適正なハンディでのハンディ戦
競技を行うことが可能になります。
もちろん、スコア情報に寒さ・雨等の
天候情報は入っていませんし、いろいろな
工夫はあるもののパーフェクトというわけ
ではありません。
数年前にクラブハンディ制からJGAの
ハンディキャップインデックスを使用する
という動きが各コースで顕著となり、実際に
切り替えたコースも数多くあります。
しかし、結局、元のクラブハンディ制に戻した
コースもまた数多くあります。
何故なんでしょうか?
推測にはなりますが、
①JGAのハンディキャップインデックスは
USGAハンディキャップインデックスを
範としている。
②アメリカではパブリックコースが多く、
パブリックコースでのハンディ戦の場合、
そのコース独自というよりも広い範囲で
通用するハンディキャップが必要となった。
③日本では元々パブリックコースが少ないため、
ハンディキャップインデックスを使用して
開催される競技自体がさほど多くない。
必要な場合でも簡易なダブルぺアリア等が
採用されがち。
④スコア提出とその入力が必須とされるため、
メンバーの多いコースではその事務量が
膨大なものとなり、実務面の負担を苦に
元のクラブハンディに戻す動きが出た。
ちなみに、当コースでは当初検討はした
ものの、結局、クラブハンディ制のまま
として現在に至っています。
対外試合に出場する方にはインデックスが
必要となりますので、そういう方と
希望される方に対してのみスコア登録を
させて頂いています。
2018.8.13
新城カントリー様もいったん採用後、
元に戻したコースのうちの1つです。
新城カントリー様はメンバー5,000人を
数えるコースであり、月例などには
1日で200人近くの方が参加されます。
その場合の事務量が膨大であることは
容易に推測が出来ます。
そして、競技に参加する側としては、
インデックスハンディですと、ビッグ
スコアが出て優勝ならよいのですが、
賞に入らないちょっとした好スコアだと、
賞を貰えないのにちびちびとハンディが
下がっていき、更に優勝が難しくなって
いくという面がありました。
その反面、大叩きを続けると、そのたびに
次回の優勝チャンスがぐっと上昇する
ということもありましたが、
わざと大叩きすればゴルフそのものが面白く
なくなるという本末転倒の話になってしまい
ます。