全盛期のタイガーウッズともなると、
そのオーラの凄さから全ての歯車が
勝利へと勝利へと動いていったものです。
砂を素振りで一粒ずつ飛ばす
幼少期はお金もないため、
お父さんのウイスキーのピッチャーで
砂のティを作って素振りをしていました。
朝から晩まで18,000回ほど素振りをするのですが、
毎回必ず砂の音がするのに
最初に作った砂のティだけですんだそうです。
毎スイング、確実に砂を1粒、多くて2粒を
正確に飛ばし続けていたんですねえ。
それは物理的に無理?
いやいや、幼少とはいえ、
後にTiger Woodsになる人ですから
そりゃ出来たでしょう。
なんせあのTiger Woodsですよ。
パッティングされる前にもうボール自身が
カップに入ろうと動き出す
それとほぼ同時にパッティングをしますが、
それがどのようなパットでも、
もうボールの気持ちを変えることは出来ず、
ボールはカップに向かって程よく走り出します。
カップもボールを吸い込もうとする
観客の大歓声による空気の波動等で、
ボールがほんの少し軌道を変えられ、
外れそうになる時もあります。
そんな時はカップがボールを吸い込もうと
超自然的な力を発揮します。
マスターズで優勝をほぼ手中にした
バンカーからのチップインバーディ。
あの時は間違いなく、
カップがボールを吸い込みました。
ウッズの派手なガッツポーズが出た時です。
ウッズと一緒に回るだけで
競争相手は疲れ果ててしまう
ウッズを応援する観衆の声援に圧倒され、
そして、ウッズのオーラにも圧倒され、
同伴プレーヤーはもう優勝争いを
するどころではありません。
ウッズに勝つためには、
まず同じ組み合わせにはならない
ということが求められたものでした。
勝負にならないので打つ瞬間、
両目をつむる時もよくあった
大差の展開になってしまいますと、
大会が盛り上がらなくなるということを
彼はよく知っていました。
僅差、それも逆転が一番盛り上がると。
それを自然に見せるため、彼は時折、
両目をつむって寄せなどをしたものです。
それでも寄ってしまうんですが。
等等、今回ご紹介したのは、
タイガーウッズ伝説のほんのごく一部です。
タイガーだとそうだったのかもしれない
と思えてしまうでしょ?
まあ、観戦者の大多数がタイガーの優勝を望み
そのオーラによってという部分もありましたよねえ。
2018.2.12