でも、評価として「トリッキー」なんて言葉を
使うのは、コースに対しても失礼だし、
そもそも設計者に対する侮蔑だと思うんですよね。
「トリッキー」というのは、
奇をてらっただとか、術策にたけたという意味
ですので。
まあ、「予想のつかない動きをすること」という
意味もありますけど、その場合は、あんたが予想
出来ないだけでしょということにもなります。
もちろん、スポーツ選手のトリッキーな動き
というのは、誉め言葉であって、相手を幻惑し、
チームのプラスに作用します。
ですので、そのイメージで使われる方もお見えかも
しれませんが、出来れば、「戦略性豊かな」とか
言って頂けると、ジャック氏も喜ぶんじゃないかと。
そして、私どももその方が嬉しいです。
2022.2.2
そりゃ、専門家とはいえ、コースの設計者
というのはよく考えて設計されると思います。
昨日ご紹介したサンベルの11番は、
白ティで355yd、青ティでも370ydですので、
さほど距離はないです。
このホールでグリーンをど真ん中に置けば、
飛ばす人なら1onを狙って来るでしょうし、
そうではなくても簡単なホールになります。
それを現在のような設計にすることによって、
当コースでもかなり難しいミドルホールに
仕上げています。
また、ティショットを出来るだけ飛ばしたいけど、
飛ばし過ぎるとカート道を越え、バンカー群に
つかまってしまうという面もあります。
で、使用するティとか風を考えて、場合によっては
ドライバーではなくFWやハイブリッドを使わざるを
得ない。
こういう所も憎いというか腹が立つんですよねえ。